月別アーカイブ: 5月, 2008

最近売り出し中のワシントンDCからの新顔。ミックステープや、様々なアーティストのリミックスなどに顔を出していてネット上ではすでにおなじみ。

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議会やNAACP、ホワイトハウスからもナスのアルバムタイトルに関心を示したことから、タイトルの変更を余儀なくされたとこのインタビューでいっているので、タイトルの変更は突然決まったわけでもないようだ。

その状況を逆手に取ったプロモーションになってる。

新曲

LISTEN : NaS / N.I.G.G.E.R.(The Slave & The Slave Master)

“People [are] afraid of criticism/ But I always put myself in this sacrificial position/ …Anytime we mention our condition, our history or existence, they calling it reverse racism,”

”In the land of the blind, the man with one eye is the king,”

“They say we N-I-double G-E-R / We are, much more / but still we choose to ignore the obvious/ Man, this history don’t acknowledge us /we were scholars way before colleges.”

7月1日発売が予定されているNasの9枚目のアルバムのタイトル、”Nigger” がユニバーサル/デフジャムから要請で11時間の交渉の結果、”untitled” に変更された。

AllHipHop.comに寄せられたNasからのステートメント

“It’s important to me that this album gets to the fans,” Nas told AllHipHop.com in a statement. “It’s been a long time coming. I want my fans to know that creatively and lyrically, they can expect the same content and the same messages. It’s that important. The streets have been waiting for this for a long time. The people will always know what the real title of this album is and what to call it.”

(アルバムがファンに届くことが一番重要なこと。アルバムのリリックやクリエイティブな面では全く変更はなく、メッセージも変えてはいない。そのことこそが大事な点。ずっとファンを待たせ続けてきたし、タイトルが変わってもこのアルバムの本当の名前はみんなわかってくれているはず。)

Nas本人が望んで変えたわけではないといった不満が伝わってくるコメント。

ここまでユニバーサルがやるという事実のほうに、何をやましいことがあるのだろうかと勘ぐりたくならない?

(やましいことだらけなのは知らないわけでもないが)

同じタイトルを使った本や、リチャード・プライヤーのコメディアルバムはこれまで問題なく、Nasだけがダメな理由は?とか。

デフジャム社長のLAリードはすでにNasの決定をバックアップする発言を随分前からしていたが、このタイトルが話題になってから、ユニバーサルの大株主であるNY州の年金組合かどこかが”Nigger”というタイトルのアルバムを発売するような会社からは投資してる8400万ドルを引き揚げると脅していたらしいので、「大人の判断」で、こういうことになることは予想できた。

Nas の関連記事

5/19日はマルコムXの誕生日。

antihostileさんのYOUTUBEページから

Chickens Coming Home To Roost

Malcolm X explains his comments regarding the assassination of John F. Kennedy.

マルコムXがジョン・F・ケネディの暗殺に対する自身の意見を説明して。

“If you stick a knife in my back nine inches and pull it out six inches, that’s not progress. If you pull it all the way out, that’s not progress. The progress comes from healing the wound that the blow made. They haven’t even begun to pull the knife out. They won’t even admit the knife is there.”

過去のマルコムX関連の投稿

Tracklist :

1. The Article/The Program
2. Perfect Timing f. Skyzoo /CL Smooth
3. Mecca And The Ox /Vast Aire f/Vordul Mega
4. Lyrically Inclined/Skyzoo f/Illmind
5. What Up My Wigga Wigger/Nyoil
6. Be A Nigger Too /Nas
8. War is Necessary/Nas
9. Broken Heart /Pharoahe Monch
10. Soul Glo clean/Akrobatik
11. Footwork (Madlib Remix)/Guilty Simpson
12. the show (featuring common) /The Roots
13. The Grand Return (Feat. Dice Raw & Wahud Ahmad)/The Roots
14. Sick/Skillz
15. Jay-Z Lebron Freestyle/Jay-Z
16. Drivin’ Down The Block (Remix)/Kidz In The Hall Ft. Pusha T, Bun B & The Cool Kids
17. I’m Toe Up (Remix) /Problem feat. Felli Fel, DJ Quik, Kurupt, Terrace Martin & Snoop Dogg
18. Game’s Pain/Game ft. Keyshia Cole
19. Supreme Alphabet /Positive K
20. Dirty New Yorker/Mobb Depp feat. Havoc & Prodigy from H.N.I.C. part2 Sessions
21. ParisTokyo Remix CLEAN/LupeFiasco and CLSmooth
22. Kinda Live/Guilty Simpson

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様々な意見が飛び交って論争(というよりは一方的な決め付けと非難の方ばかりがメディアには取り上げられている)のようになっている”Nigger”という、アルバムタイトルについて。

実際ブラック同士の間では繁盛に使っている言葉であって、その場合は白人が黒人一般を人種差別な意図を込めて呼ぶ場合とは違う使われ方をしているのは明らかで、ナスもその普段から使っていて、差別的な意味ではない使い方でのNiggerを意図してると繰り返し説明している。このことに関してはマイケル・エリック・ダイソン教授が詳しく語っている。(リンク先に字幕付きの映像有り)

この件で当惑しているのは、この言葉を差別的な意味で使っていた(あるいは今も使っている)白人側の人間や、そのような人間と毎日顔をつき合わせなければならない環境にいる黒人なのではないだろうか。特に白人のヒップホップライターや、あるいは白人ばかりの組織で働いている黒人のヒップホップ業界人の拒絶反応が大きかったように見える。黒人の間では違う意味で使われる”Nigger”という言葉も、白人や、日本人の我々が知り合いではない黒人に同じようによびかけて、親愛の情を表しているようにとってくれるかというとそんなことは無かったりする。また、白人ばかりの職場で、黒人が白人の同僚に”Nigger”とからかわれれば、そこにはかつての差別的な意味が含まれるように感じる。

ある意味人種の違いを意識させられる言葉であるし、あたかもその言葉を使う人の人種差別意識に対する感度をはかるリトマス試験紙のような言葉だ。

さらに、そのアルバムに参加しているプロデューサーについて、DEAD PREZのStic.man、M.F.Doom、Jay Elektronica、Salaam Remiなど、これまでになくサウンド・プロダクションに期待を抱かせる名前の並び。